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男のプライドー某国人の場合その3
入院したのは10日間。

その間Yちゃんがお見舞いに来てくれました。

S氏との顛末を話し

「あんたさ、私がK君と結婚して中国に行くとかSに言ったそうやん?」

と聞いてみると

「はぁ〜?そんなこと一言も言ってないよ。それにさ、Sさんに最初に会った時にアンタと私が写ってる写真を黙って見せてんやんか。

そうしたら

”みんみ〜ん”

って大声張り上げて写真をなでて”この写真もらってもいい?”って聞かれたからあげて、その写真を大事そうにしまってたで。

アンタのことまだ好きやで、あの人。それに結婚してるとか奥さんが妊娠してるとかそんな雰囲気は全くなくて結婚なんかしてそうな感じじゃなかったよ。

それにアンタに彼氏はおるのかとかすごい剣幕で聞かれたけど怖かったから”知らん”って言ってしまったからな。」

はぁそうですかい。

なんというか変な男の意地というか、女に負けたくないとか、そういうのがあり空回り?

本当は長くいられるけど、子供が生まれたから早く帰る

とか

ワタクシに彼氏がいるのを知っているふりをしたり

とか

ワタクシを誘っても来なかったから「本当は結婚してた」と言ってみたり

訳分からん。

でも思うよ〜。S氏に対してはなんとも思ってなかったけども無意味に激怒されたり平手打ちされたり強烈すぎ。某国はあれ以来足を踏み入れてませんが、いつの日かまた訪れてその後を見てみたいもんだ・・・、また誘われたりして(笑)。

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author:みん, category:バックパッカー物語, 17:41
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男のプライドー某国人の場合その2
日本に帰ってからも某国語の授業で頑張ったワタクシ。

デヘ、そのクラスで中国語学科の彼氏ができました。

そうして2年続けて某国語の授業を取り続けました。

インドネシア語学科の友達Yちゃんが

「みんみん、私次の休みに某国に行こうと思ってるから某国語教えて!!」

と言われまして・・・。

簡単な某国語と

「このSって人を訪ねて私の名前を出せば夕飯くらいおごってくれると思うよ。」

とS氏のやっているお店を紹介しておきました。

で、Yちゃんは某国へ友人と旅立ちました。

そしてYちゃんからの絵葉書が届いて

「みんみん。Sさんに会ったでぇ。ご飯もおごってもらったで。震災の時にみんみんの家に電話したけどもみんみんパパが出て怖かったから黙って電話を切ったんやって。なんか春に日本に行くそうでその時にあんたに会えたらなぁって言ってたわ。」

とのこと。そーいや電話番号は渡したなぁ。オトン様にびびったか、S氏よ。

で、Yちゃんとは忙しくて旅行後には会う機会がなかったんです。

そうすると来ましたよ〜。S氏から電話が。

「僕、今京都に来てるから今からおいでよ。」

はぁ〜?京都までって今は夜9時ですが?

「え?京都って大阪からそんなに遠いの?」

ちゅうか夜遅いってば。

「じゃあ3日後に大阪に行くからその時に会おう。」

と電話は切れた。

しかしですね、ワタクシ次の日から高熱で体温は40度。全身沸騰状態。

そうして3日後にS氏より電話が。

「今大阪だから出ておいでよ。」

悪いけど2日前から熱がでて外に出られる状態じゃない。

「だから僕のホテルの部屋でワインでも飲んで体を温めればすぐに熱なんて下がるって。もう僕はあさって帰るからさぁ。」

ほんまに体調が悪いから無理!!

「今公衆電話からかけてて10円玉がないからもう切れるよ〜。お願いだから来るって言ってよ〜。」

無理無理、絶対無理。

電話は切れた。

30分後再びS氏より電話。

「今ホテルからかけてるよ。」


あぁそうですか。

「僕は結婚してさ。」

あぁ、あのラブラブ写真のきれいな人?

「そうそう、子供も先月生まれたばっかりでさ。早く会いたいから本当は来週に帰ってもいいんだけどあさって帰るんだよ。」

そりゃなぁ、一番かわいい時やもんな。そういえばYちゃんと会ったよな。

「そうそう。ところで彼氏は元気?」

(Yちゃんワタクシに彼氏がいるってこと言ったんか、と思いつつ)

そうそう、中国語学科の人で今は中国の駐在。

「Yちゃんも言ってたわ。いずれみんみんはその彼と結婚して中国に住むって。」

あぁ、そう。(結婚前提の付き合いではないねんけどと思いつつ)

「とにかく、君との思い出は本当に楽しいもので大事にしてるから。」

いや〜わるいけど、私にはそういう感情はない。

「ダメだよ。ちゃんと大事にしないと。」

はぁ〜?まぁ元気でな。

「君に言われる筋合いはない!!」

(またか!!)

と電話を終えました。

しかしまぁ、すごい人やなぁ。強烈やなぁ。

ちなみにワタクシ次の日に病院に行くと

白血球の数値が通常の3倍という検査結果をはじき出し即入院。

主治医に
「こんな数値見たことないわ。とりあえず精密検査。」

Sよ〜、なにが「ワインを飲んで体が温まったら〜」じゃい!!と思ったのは言うまでもない。

<続く>

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author:みん, category:バックパッカー物語, 17:15
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男のプライドー某国人の場合
最近ネタがありませんので・・・、ちょっと昔のお話などを。

時はさかのぼること10数年前、ワタクシがまだ大学3年生だったころのお話。春休みにワタクシはヨーロッパを一人旅しまして、そのついでに現地で航空券を手配して某国に行ったんですよ。

ドイツとゆかりの深い中東の国です。

なんというか、とても楽しくてその国に魅了されてしまったわけです。

で、日本に帰国後こりゃー○○語を勉強せなならんなぁと思って履修しました。

そうしてその2ヵ月後のゴールデンウィークの頃にもう一度次は日本から某国へまた一人で旅立ったんですよ。

アエ○フロートで。

成田からモスクワ経由で行ったんですが、出発の日は「機械の調整のため今しばらくお待ちくださ〜い」と待たされ続けて、結局6時間あまりも空港で待たされた挙句に

「欠航です」

みたいな強烈な旅の始まり。その日は航空会社がホテルを手配してくれて、食事券ももらい、パスポートはすでに出国済みなので入管のなんたらでいちいち点呼されて気分は小学生。

そしてホテルの外には外出禁止。

一日遅れでモスクワに到着しそこで一泊。翌日某国に到着しました。

今回の目的は内陸部に行くことでした。

そうして旅の玄関口でもある観光地として有名な某市でS氏と知り合ったわけです。

彼は私が知る日本語を話す外国人の中でのナンバーワンですたい。ぶーちゃんなんて足元にも及ばないくらい思いっきり普通に日本語を話す人でした。

で、なんだかワタクシこのS氏にとっても気に入られて。

結婚したい

とか

僕の年収は日本円で2億円だ

とか

何言ってんのかね?

と思っていたらワタクシを嫉妬させるためなのか、彼と超ゴージャスな女性のラブラブで写ってる写真を見せて

「父親にこの人と結婚しろって言われてて、こんな写真まで撮らされたんだよ・・・。」

はぁそうですか。美しい人じゃありませんか。

で、内陸部に行く旅行にまでこの人付いてきたわけ。部屋は別です、当たり前。

某国語を習っているとはいっても超初心者なので、通訳にもなり悪そうな人じゃなかったんでそのまま旅仲間として仲良くやってたんですよ。

しかしですね、某国人しかいないようなところに連れて行かれたのに

「ごめん。仕事が忙しいから今から帰るわ。ここからXX空港までのチケットは買ってあげるから後は自分で何とかして。」

って言われまして・・・。

もらったチケットを見るとXX空港に着くのは午前2時だよ!!

みたいな。

とXX空港に到着して「しゃーないな。このいすで寝るか。」と思っているとわけの分からん警官に「家に来い」とか空港内を連れまわされたり、わけの分からん旅行会社のおっちゃんの事務所で寝かされたりと・・・

何とか空港のロビーで寝ることは免れました。

そうして楽しく旅行を終えてまた某市に戻りました。

そしてS氏との再会。

「若い子、それも外国人の女の子をあんなところにおいてよ〜ほって帰るわな。」

と思いつつもワタクシ、当時は今よりも10倍はパワーがあったので許しますよ。

そうして帰る日もS氏は空港まで送ってくれて何を言い出すかと思うと

「やっぱり国際結婚は難しいし、僕は君のことが本当に好きだけどもやっぱり無理と思うし。」

あれ?やっぱり日本語この人ダメかも?

「そうやね。まぁ元気でやってよ。」

と普通に返事すると

「君にそんなこと言われる筋合いはない!!」

って激怒しだして・・・

????


そして余ったお金を使ってしまおうとお土産屋で買い物したんです。そうするとレジのお兄さんに

「これおまけであげるよ。」

とネックレスにつけるお守りをもらったんです。それをその時つけていたネックレスに通してS氏の元に戻ると

「それも買ったの?」

「ううん。お土産屋のお兄ちゃんがくれた。やっぱり私がかわいいから?でへ。」

と言うと

軽く平手打ちをされた。


訳分からん。痛くはなかったけどもあんた何様よ!!

と思いつつ怖くなったので無言。

そうして無事に日本に帰ったのであった。

<続く>

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author:みん, category:バックパッカー物語, 16:28
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