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2013.12.02 Monday昨晩ボンと日本語の勉強をしていた。
「せきにんかん」(4年生)
という漢字が出てきて
「責任間」
と書いていたので
「カンが間違ってる。感じってやつのカン」
と言ってると
「新幹線の、幹?いや、違う、アー分かった。」
と「観」と書くので
「下に心の感やで」
と言うと
「感じるとか、感じたとか、そんなふうに言ってくれたら分かるのに、感じって言われたら漢字とか幹事とかいっぱいあるから分からん」
とやくざのように反抗していた。
ま、それもそうよね。
それで、ボンの顔を見ると目が赤くなってるので
「目薬点そうか?」
と目薬を取り出したら、ボンはビビリ出して「え?目薬。いややー。怖いー。」と怯え出すので、笑ってもうた。目薬を点すときも目の周りの筋肉がバリバリ緊張していて、目玉がぐるぐる回って「怖い怖い」と言っていたのです。
これは一体何?
だいたい、目薬なんてこの年だと1人で点せて当たり前やろー!
ボンの物まねで
「ママがちゃんと例を出さへんから、すぐに漢字が分からんかった。おりゃー!…え?目薬?怖ーい、怖ーい!俺は目薬怖いねん。」
とリアクションつきでからかっておいた。
面白かった。
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- 影響
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2013.05.01 Wednesdayおじょうが突然
I have had romantic dinner with ○○.
と言い出した。
ちなみに気になる○○の部分は
マシュマロスプレッドの商品名です。
はぁ?
マシュマロスプレッドとロマンティックな夕食?
何ですか?
と聞いたら
「2年前のクリスマスの頃にパパが○○を買ってくれて夕飯を食べた後にデザートとしてパンを焼いて○○を塗って食べた。おいしかった!」
はぁ〜?あんたね、ロマンティックって意味わかってんの?
「知らんけど…」
ワンディレクションの歌詞からと思われる。
こうやって、意味もわからず活用して、単語を覚えていくのね。
マシュマロスプレッドでパン食べてそれがロマンティックですか…。
子供の頃は安上がりだわ。
そういえば、クリスマスにいつもは買わない「クラフトディナー」をストッキングに入れたんですが、年が開け、学校初日にクリスマスのプレゼントは何だったか?という話を友達としていたときに
「私!クラフトディナーを3つももらった!」
とまず最初に発言すると、友達は笑い転げていたらしい。
それを楽しそうに報告する無邪気な娘なのです。…が、どんだけ貧乏な家かと思われたのかを考えると憂鬱。
こんなおとぼけな性格かと思いきや、ある日ぶーちゃんが朝っぱらから「僕のこと愛してるか、愛してるか?」としつこく聞いてくるので、そばにいたおじょうに
「ママってパパのこと愛してると思う?」
知らん
「じゃあ、パパはママのこと愛してると思う?」
うん!愛してる!
それを横で聞いたぶーちゃん
「おじょうは”愛してる”の意味がわかってない!日本語がわかってない。英語でちゃんと聞かなあかん!
Does mommy love daddy?」
Well...I don't know...
「Do I love mommy?」
Yes! Yes!
子供ってよく見てるよね。
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- 歌
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2013.04.26 Fridayおじょうは最近、流行の歌手グループ「One Direction」にはまっている。
ふーん、何がいいのか知らんけども、自分でCDまで買っていました。
ある朝起きると、ホワイトボード(前回の日記に登場)に
こんなに人を好きになったことはない
とか
愛は炎
とか
そのグループが歌う歌詞だと思われるフレーズが書きまくられていた。
ぶーちゃん、一言
「おじょうは、アホ?」
そうして、今日の夕飯にて。ぶーちゃんは趣味のサークルに出席のため不在。
おじょう「Heart attack っていう曲があってさ!」
ワタクシ「どーせ、男が女のこと好きになって、それで心臓発作起こすくらい好きだとか、そんな歌詞やろ?」
ボン「ブーッ、その通り。あほやろ?ママ、でもその曲はおじょうのお気に入りなんやで。」
ワタクシ「あんな、女好きになって心臓発作おきとったら、パパなんかすごいで。100回以上心臓発作ちゃうか?だいたい、なんで心臓発作なん?脳卒中、stroke でもいいやんか!な!
女好きになって心臓発作起こすような男はママは嫌や!」
子供達はバカ受けしていた。
いや、母ちゃんは本気で言っているのだ!
これが今はバカ受けしてくれていても、ティーンネージャーになると「ババアのたわ言」で無視されるやろうな。
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- 慣用句
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2013.01.26 Saturday日本ではインフルエンザがはやっているそうですね。
今日は子供達を学校に迎えに行くと
ボン「頭が痛い」
というので、こちらの学校でもインフルエンザが流行っているのかと聞いてみると
「いやー、病気で休んでる子はおらん」
とのこと。
ボンはよく風邪を引くのですが、ほとんどおじょうは風邪を引いたり体調を崩すことがないんです。
そうねー、おじょう、知ってる?日本では
バカは風邪を引かん
って言うから、その通りよな。あんたバカだから。
と言うと
「すごいねー!当たってるねー!」と受けた。
バカ扱いを受けて笑えるようなおおらかな子供に育ってくれてありがとう!
そうして
「勉強して賢くなって風邪引くなら、バカのままでいい」
とのことです。
どんだけ勉強嫌いやねん?
そうすると、ボン
「でもさー、確かに俺のクラスでも勉強のできる子はよく風邪で学校を休むけどさ。だけど学校の先生も風邪ひかへんし、バカなんか?」
そんなん、知らん。予防接種してるんやろ、とごまかしておいた。
そうして
「でもさー、ママも風邪引かんよな?一回倒れてるのを見たのは腐ったサルサを食べて、それで一日中はゲロゲロだったときかも。
ママもバカなん?」
はい、その通り。そのサルサはちょっと古かったんですが、ウォッカと共に
「アルコールで消毒してるから大丈夫!」
と家族全員がどん引きしている前で食べました。
一番バカなのは母ちゃんであるのは間違いない。
…しかし、また余計なことを教えてしまったかもしれません。
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- 成長具合
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2012.11.14 Wednesday最近、背も伸び、声も低くなり、だんだんと少年から青年化していっているボン。
こちらは毎日一緒にいるので気がつかないのですが、友達に「え?声変わりしてきた?」とびっくりされることが多いです。
で、ボンの同級生を見てみると、やっぱり体もまだ小さくて、声も高い。
そこに頭1つ2つ分でかいボンが混じってるって感じかしら。8月生まれなので学年の中では遅い方なんですが、ぶーちゃんの遺伝子の影響なのか、でかいわ。よくよく考えると日本だとまだ小6だし。
もちろんワタクシにとってはボンはかわいいのですが、小さい、声の高いボンの友達軍団が
「うわー、犬かわいい!」
「なんていう名前?」
と公園を散歩しているおばちゃんに無邪気に声をかけている姿は
ちょー、あんたらかわいすぎだわよ!
と感動するわ。
やっぱり成長するのが早いと逃すものも多いよなぁ。
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- 進化
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2012.09.28 Fridayなんやかんやとあっという間に9月も終わりかけ。
サンクスギビング、ハロウィーン、おじょうの誕生日、クリスマス、と瞬く間に2012年後半も過ぎて行きそうな予感。
来週はサンクスギビングですが、今年はターキーはクリスマスだけに焼くことに。
それはぶーちゃんがオーガニックのターキーを買うから高い!この間ぶーちゃんがらみのアメリカでの研修旅行にも家族で出かけ、日本で散財してきたのでセーブモードです。
そんなわけで、お誘いの電話の時に
「今年は経費削減のためにターキーは焼きません!」
と言うと
「わははは〜。OK!OK!」と受けます。
どうしてかしら?
そんなことはさておき、
日本に帰った時に子供達がオトウトに
「あんちゃん、あんちゃん、ちょっとちょっと、こっち見て」
オトウトそちらを向く
「あほが見ーる、豚のけーつ」
とからかい、大受けするオトウトを前に、
「ママに教えてもらった!」
と自信マンマン。
オトウト「さすが、ねえちゃん。教えることが違うな。親がそんなこと教えるか?」
と感心されあきれられました。
しかし、なんと!それがカナダに戻って進化を遂げていたんです。
「あほが見ーる、ウマのち●ぽ」
なんてお下品なものに。
どーしたらいいのかしら?
ついでに、それを学校が終わったおじょうの友達を家に連れて帰る時にボンがそれを言ったら
「I know what ち●ぽ is!」←よくそこだけ聞き取れたな〜と感心するが…
って言われちゃったわ。おじょうが教えたそうな。
ワタクシのかわいいおじょうがそんなことを友達に教えるなんて。
そのうち恥ずかしくなって人前で言わないように、正しく成長することを望むばかりだ。
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- 記憶力
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2012.07.03 Tuesdayもうすぐ日本なので子供部屋の整理をしているワタクシ。
いつも季節毎に整理してるんですが、ボンも大きくなったしおもちゃや本など大々的にモノの整理をしなければならない、ということで張り切っています。
で、いつもは開けない引き出しを開けてみると
袋にそれぞれ入れられた石の山。
何?これ?
とボンを呼ぶと
「あ〜これは覚えてる!これは○○で拾ったスペシャルな石で、これは××で拾った石で…。」
と説明してくれ、それにおじょうも参加して
「いや、これは△△で拾ったと思う」
と盛り上がり出しました。
どうでもいいけど、タダの石やん。
遠い記憶を手繰りよせると、そういえば5年位前には子供達と山や川、海に出かけるたびに石を拾って持って帰っていたわ。
しかし、そんなこと、親のワタクシは忘れているのに覚えているのね。
ボン「これもボロボロやからいらんわ」
と機関車トーマスの辞典を持ってきましてね。
確かにね、ボロボロだね。
これはな、カナダにくる飛行機の中であんたに初めて渡したやつでな。大喜びでずっとこの本を見ていて、2年くらい毎晩読んでたやつやで。だからボロボロやねん。
と説明すると
ボン「え?そうやったっけ?じゃあこれは捨てられない。」
といいながら本をぱらぱらとめくり
「あ、覚えてる。この本!読んでた!そうやそうや!」
と神妙な顔をしていました。
さすがに3歳の時の記憶はぱっとは思い出せないのかも?
そうして次に出てきたのは折り紙作品の山
捨てようとしたら
「ヤダヤダ!」
とごねるところを「大事なのや出来がいいのを取っておいてまた折ればいい。全部は保存できない」
と分類させていると、折り紙熱が再炎上し
ただいまおじょうと2人で飛行機を折って、どちらが遠くに飛ばせるかを競っています。
こんなんで無事に部屋の整理を終えて日本に旅立てるのかが不安だ。
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- カタツムリ
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2012.05.17 Thursdayおじょうが学校で「カタツムリ」について勉強するので各自家の庭からカタツムリを探してくるように!
というのが宿題でした。
「家の庭で探してくるように」とみんな庭のある家に住んでいることが前提であるこの宿題にすっかり慣れてしまった今日この頃のワタクシ。
それで家庭菜園にはまだ落ち葉をかけている状態なので、それをめくってカタツムリを探すと、すぐにちいさいカタツムリが見つかりました。
おじょうは大興奮してしまい、「ウィリー」と名前をつけて世話をしていました。
こう文字にして書くとほほえましい話なんですが
カタツムリに
「ウィリーはすごいかわいいよね」
「あーなんていい子!タンポポの葉っぱが大好きなのね!」
と必死に話かける少女の姿は
ただの不気味というほか何モノでもなかった。
それも寝るときにも部屋に持っていってずっとしゃべってるし。
怖いねんけど。
そうして本日、おじょうが学校にカメラを持っていってウィリーの写真を撮る!と言い出しまして。
はぁ?カメラなんて持っていったらアカンの!
そのカタツムリ、明日から連休やから持って帰ってくるんちゃうの?
おじょう「今日で勉強が終わったら学校の校庭に逃がすらしい」
そんなん、また家で新しいのを見つけて写真撮ればエエやん!
おじょう「ちがうの!私はウィリーの写真がいいの!ウィリーじゃないと駄目やの!」
この人一体なんでしょう。
半泣きになるおじょう(これも怖い)に負けてカメラを持っていくことを許可して、そんでもってなくされたら大変なので何とか説得しました。
そうして学校が終わり、迎えにいったら、ペットボトルを改良した虫かごをもっていて
「ママ!ウィリーを連れて帰ってきてん!連れて帰ってもいいって先生が言ってくれた」
私の予想:おじょう以外の生徒は勉強が終わった後はカタツムリを家に持って帰りたくもなかったと思う。校庭に放して、「ハイ、さいなら」って感じだったことでしょう。
家に帰るまでの車の中でおじょうの口から出てくるのは
「ウィリーはぁ、みんなクラスの子がかわいいって言ってて!一番かわいかった」
…、カタツムリなんて一緒じゃないの?
「ちがうの!ウィリーは一番小さくて、線が1本だけで、ほかのカタツムリは3本線があって、線が多いと大きい証拠やからウィリーは小さい子なの!それにかわいいの!」
はぁそうですか。でもな、いちいち「かわいいって言われた」って人に言うのはおバカちゃんみたいやから止めときや。アホと思われるで。
「だってかわいいし」
馬鹿親ならぬ、馬鹿飼い主やな。
そうしてこの夕方から友達の家にウィリーを連れてお泊まりに行ったんです。
先ほど、その家の子供と一緒にプールに行くので一度荷物を取りに帰って来たんですが
「ママ!Mの家の庭でウィリーと遊んでたらどっかに行ってしまった!」
まぁ所詮はこんなもん。
愛情は3日くらいでなくなったようだ。
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- またこんなことを言う
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2012.04.26 Thursday最近、だれ気味のボン。
だれているというか、学校の課題に追われて疲れ果てている模様。
が、横から見ている限りでは、勉強をやりながら友達とスカイプして、と遊びが多いかも。
日々の日本語の課題も残っていて、ただいま4日分たまっています。
そんなわけで昨晩は10時すぎてからやらせていました。
と、そこに登場するぶーちゃん
「もう10時過ぎてるのに、勉強なんかさせたらあかん!寝る時間や」
はい、そうですね。でもいつもそうやって10時過ぎてるから子供は寝る時間、と寝させていると勉強はたまる。
それにですよ、あんた。
私がボンにやれといっているのはそんなに大変なものじゃない。日本語の課題ができないのはただボンがだらだらと夕方から過ごしてるから時間がなくなるだけで、十分に時間はある。
寝る時間だから寝かせるという年齢はもう過ぎた。夕方ダラダラすると、こうやって夜遅くになってもきちんと終わらせないといけない、ということを学ぶ年齢に達している。
何かご反論は?
ぶーちゃん「そうですね。ボンが悪いですね。わかりました。
ボン、わかったか?これからは自分で時間を調整しないとあかん。」
と無事に問題解決。
で、ボンと一緒に勉強をしていたらふざけるので、頭をポンとたたくと
「あ!ママに叩かれて頭がおかしくなった!」
…、なに言うとんねん。あんたの頭は元々おかしいんじゃ〜。頭だけじゃなくてあんたは全部おかしいわ!
家族全員「わーははは!ホンマホンマ!ママはいっつも正しいわ!」
当の本人にも「ママって面白ーい!」と受けていた。
こんな明るい家族が大好きです。
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- 人の振り見て…
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2012.02.18 Saturdayとはよく聞くものですが、最近は子供を見ていてよく思うわ。
というのも、子供達は日本語のワークブックをやるのが日課なんですが、もし忙しくてその日にできなかったら次の日に繰越していくという
何があってもやらなきゃ駄目よん
というシステムなのです。
だいたい1日30分位で終わる課題です。
そうして、おじょうはちゃんとやるんですが、訳のわからんボンはとにかく理由をつけて逃げるんです。
ワタクシも仕事が忙しくて、いつもなら強制的にやらせるところを放置していました。
一応は
今日はやらなかったから2日分たまったね〜
あら今日もやってない?じゃあ3日分だね〜
とプレッシャーはかけておいたんだけど。
そうすると4日目に自発的に
「今日は七田のプリントをやるわ!今日やらんかったら、5日分たまるから大変や!」
と言い出してプリントをはじめた。
こういう姿を見ると
ワタクシも大型翻訳が入ると前半はいつものペースで仕事をやり、後半にはせっぱつまって仕事をして、という
人間は追い詰められないとやらないんだな〜
をたまに実感するので
大人の親もこんなんやのに、何を偉そうに子供に言うか!
と思うわ。
でもええねん、大人やから。
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