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大人になって理解する
中学生の頃、星新一の本が大好きでたくさん読んでいました。星新一といえば SF のショートショート。

気に入っていた理由は SF だからでもなんでもなく「ショートショートであっという間にオチが来て終わるから」です。

最近は長編を読むようになったのですが、基本的にのめりこみ一気に読もうとしてしまうため、短編の方が性に合っています。

この間、頭にふっとある短編を読んだことを思い出し、なるほどなるほど、と1人で納得してしまいました。

その短編とは確かタイトルは「壮大な計画」みたいな感じだったはず。

24世紀だかずっと先の地球で、なにか問題が起きた。それを助けてもらうために宇宙の他の惑星に援助を求めた。

「助けてあげますよ」とどこかの惑星から連絡があったものの、その惑星に到着するには宇宙船で100年ほどかかる。

そういうわけで、男女各4名計8名を宇宙船に乗せ、3世代でその惑星に到着するように計画。

8名の若い男女は「地球を救うために行って参ります」と熱い使命感に燃えて出発。

無事に3世代目で目的の惑星に到着したものの、三世代目の人間は「なんでまた地球に戻らなあかんのや。楽しくこの星で暮らそう」と地球を見捨てる。

2世代目までは、まだ任務を遂行しようという意気込みがあるものの、

3世代目になると、見たこともない地球にどうやって忠誠を誓えというのか。

それには理由があり、宇宙船では限られた食料しかなく、できるだけ食料を長く持たせるために子供を作るのは高齢になってから。

そうして親は高齢なので、体力的にも大変なので一緒に遊んでくれないし、いつも愚痴っぽく地球への熱い想いを子供に語る。(高齢出産に関しては70年代の小説なので今とは違うけど、当時の事情を考えて納得してください)

狭い宇宙船の中で、地球の話ばかり聞かされても退屈なのは当たり前。

2世代目までには、なんとか地球への想いを伝えられて、子供は親の使命を受け継ごうと思うけども、地球のことを知らない2世代目から「使命を受け継げ」と3世代目に言ったところで、その実現は難しい。

という話だったわけです。なにせ20年前に読んだ話なのでちょっとは違うかもしれないんですが、大体はこんな感じ。

これが背景は宇宙とは違うけども、自分の置かれた状況と似ているかも、と思ったわけです。うちの子供は日本生まれで、最初は日本語が第一言語だったのでちょっとは違うんですけどね。

日本語ができることで広がる世界もあるでしょうが、そこは置いておいて、親が日本人だからと、無理やり日本の文化を押し付けたところで、行ったこともない国「日本」を押し付けられたらそりゃ嫌でしょうよ。

そうそう、孫の世代になると日本語継承も難しくなるだろうな。

当時、これを読んで「なんて孫達は勝手なんや!」と思ったんですが、時を経て「この選択もありよな。」と納得してしまいました。


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author:みん, category:ワタクシの日常, 05:13
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Comment
私も星新一、好きー!全部じゃないけど、相当数の文庫をもっているので、また読みたくなったらいつでもお貸ししますよー。

りのっちゃ, 2012/12/10 3:17 PM
<りのっちゃさん

あら?星進一のファンがここにも!私もたくさん持ってたんだけど、当時中学生の時に古本屋で買ったものがほとんどで、その時でも中古なのですでにボロボロだったよな…。

数冊はカナダに持ってきたんだけど、ねぇ。持ってきたのに読んでないわ。

機会があったら書庫を拝見させてください。

みん@管理人, 2012/12/15 2:37 PM









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