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- 買い物
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2004.06.23 Wednesday今日はヒマヒマな日で〜、贅沢にもベビーシッターさんがくる日だったのでぶーちゃんと二人でお出かけ。
買い物にいったんですよ、ダサダサのロブソンストリートへ。ダサダサ〜なんていいながらすっかりもうココロは大阪心斎橋を歩いている気分…コワーイ。
それで「GAP」に入ったんだけど、ぶーちゃんが張り切り出しました。
子供たちのサンダルを買うって。
そうしたらこの人止まりまへん。おじょうにはこれがかわいいとか、山ほどの洋服を選び出して…。
サンダル買うなんて思ってなかったし、いまいちサイズがわからへんねんなぁ…。←カナダで洋服を買ってない証拠?
そうしてぶーちゃんがサイズについて店員さんに聞いたら
「大丈夫ですよ。ここに住んでるんだったらサイズが合わんかったら返品できますんで。観光で来た方がお土産にする時は気軽に言えないんですけど。」
そうだったわ、ここは返品王国です。
それから「lush」(手作り石鹸屋)に行ったんですよ。そうそう、このお店って長堀橋に出品したんですって?ぶーちゃんがキツラノのお店で
「日本でやったら絶対に当たります!!」
って店長に言ってたそうやけど。その通りになったなぁ…もちろんぶーちゃんやなくても日本通のカナダ人ならそう思うような気もします。
そんなことはさて置き…、ここの石鹸高い!!石鹸でも作りたいんですが…、劇薬みたいなの使うみたいでもうちょっと子供が大きくなってからかしらねって思ってます。
手作り化粧品も売ってて、ぶーちゃんが気前のいいことに
「何か買ってあげる!!」
っていうので顔のスクラブ用品でも買ってもらおうかと商品について聞こうと店員さん呼んだんですよ。
そうしたら
「あら〜あなたの肌のタイプはどんな感じかしら?スウィートハート。」
今なんておっしゃったかしら?スウィートハート?これは絶対聞き間違いね、みんみんのおバカ。
「混合肌なんですわ〜。」
「それならこれがお勧めよ。においを試してみて、スウィートハート。」
げ?やっぱりスウィートハート?私のこと高校生とか思ってる?いやぁ、それはいくらなんでも東洋人でも…、"みそじーず"には無理があるわ。
そのお姉さんと話を続け、会話の流れから2児の母であることを伝えると
「えっ?23くらいにしか見えないけど!!スウィートハート。健康的な生活を送っている証拠ね!!」
帰りの車の中で
「あのお姉さんが私のこと"スウィートハート"って言ってたけど、あれって英語では普通なん??」
「あれなぁ、僕も実はびっくりしてん。たぶんレズかもしれん。」
やっぱりそうやんな。ここは何でもありのリベラルな街です。 -----
- 文化とは
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2004.06.14 Monday週に2回くらい必ずジムに行くんですが、すっごく気になることがあるんですわ。
いつもやるのはステップ台とバーベルを使ったボディパンプってやつなんだけど…、クラスが終わると
ステップ台は今にもなだれ落ちてきそうなくらい変な置き方で、バーベルのおもり(って言うんでしょうか?)もドタンドタン音を立てながら片付けていて…
あんたらもっと大事に扱って、きちんと整理整頓・片付けせんかい!!
って思うんですよ。日本じゃみんなきちんと片付けてたけどな、マナーが悪いと評判の大阪人でさえ。
家に帰ってぶーちゃんとそんな話をしたんですわ。
もちろん日本人だから全員が物をきちんと扱うわけじゃないけど物を丁寧に扱うとかそういうのって日本文化の一部じゃないのか?日本じゃ物を乱雑に扱う人は下品できちんと教育されてない人だ。←思いっきり独断入ってます。
何でリサイクル店とか多いこの国が、こんなに物を乱雑に扱うのか?
おかしいやない?
もちろん、物を片付けるにしてもいちいち腰を下げて下に物を置くよりも、立ったままぽいっと下に投げた方が時間を短縮できるし合理的といえば合理的やろう。
でもおかしい!!
って言ったらこのカナダ人
「だから日本人は人にどう思われるかとか、そういった周りのことばっかり気にしてる。そういうことを言うのも役に立たんことや。」
…そうそう、こういう人。
何を言うてんねんって感じなんやけど。
その言葉がまさに
バーベルのおもりをドシンドシン下に投げて片付けるカナダ人の姿を象徴してるわ。
文化なんてほんまに役に立たん面倒なもんよ。この際言うけど、だからって全部を
役に立たないから、合理的じゃないから、現代社会の風習と逆行してるから
それだけで排除していいわけ?
キミは20年以上日本に住んで日本の何を学んだんですか?
なにが茶道留学よ!!何を茶道で勉強したのよ!!
それが北米人の欠点やと断言するぞ、私は。いつもいつも合理的とか時代錯誤とかそういう言葉を使って、古い文化をバカにするところ。
ま、そこまで私はいいました。言い過ぎたかしらね。
本人は黙っていましたけどね。いえ、これに反抗するようなら離婚よ、離婚。カナダが大好きな日本文化を馬鹿にする日本人と再婚しろよ!!
もちろん、それもまたここの文化です。だた私がこんなんをぶーちゃんに言うのは、彼を半分日本人としてみているからなんやけど。
もちろん「あなたたちのやってることは日本では通用しません!!」なんていうつもりありませ〜ん。ここはカナダです。
ただし、もしこの人達の誰かが日本に行くことがあって年配のおばちゃんなんかに
「物を丁寧に扱いなさい。」
って注意されても
「あぁ、だるい。投げた方が楽やのにぃ。」
と思っても、そういった日本人の物に対する礼儀を受け入れてほしいなぁ…って思うんです。
それが異文化交流ってやつじゃないですか。
いつぞやの日記にも書いたけど、そんなん言いつつも今の日本人でさえ老若男女問わず物に対する礼儀がなっているかと言えば…、なくなりつつある(?)んやけど…。
あー、私も年取ったな。←最近のお決まりのセリフ。 -----
- ロシア語
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2004.06.06 Sunday今日も晴天。公園に行きました。
おじょうはブランコが好きなんです。ブランコで遊んでいたら隣に2歳過ぎくらいの女の子とお父さんがやってきました。
なんや英語じゃない言語を話していました。ま、これはこの街では日常茶飯事なんですが。
女の子が
「だい・まよ・べいびー」
って言ったんですよ。
ピキーン!昔勉強したロシア語が浮かび上がったわ!
「私の赤ちゃんちょうだい。」
そうしてお父さんのポケットからは小さい赤ちゃんの人形が!!
やったぁ!!みんみん!!昔勉強した甲斐があったな!!挫折したけどって自分で突っ込んでしまったわ。
それでおじょうも何か欲しいとき
「だいだーい。」
って言うんです。
これはちょう「だい」の「だい」なんだけど…
日本語とロシア語って似てる。←こじつけ。
でも「だいちぇ」って言う方がより丁寧です。
…その前に英語を何とかしろ!!って言う声が聞こえてくるけど!!
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- ショックは続く…
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2004.06.04 Friday昨日はあんなことがあって〜なんかショッキングな一日だったわ。
いきなり外国で我が子がただ不機嫌で泣いてるだけなのを
「警察に通報する」
言われたらどう思います?
なんやね、人は人と思ってあんまり周りを気にしない私でも気分悪いし、私って罪人なん?って思ってしまいます。
昨日も書いたんですが、「うるさいから迷惑、親やったらなんとかせい。」やったらなんとなくわかるねんけど。←腹立つけど。
そういうわけで、今日は会話学校の日でこのことを話してみました。
「次にこんなことがあったら警察に通報して、保護してもらいますから〜って一番最初に言われたんです。」
みんな唖然。先生なんか目をまん丸にして口アングリ開けてましたわ。
「変な人やし気にせんとき。7歳の子やったら問題やけど3歳やったら泣くよ。その welfare (この場合は児童保護施設みたいなところ)に任せるとかってそこまで言うなんてよっぽど虐待やって自信がなかったら言ったらアカンよ。失礼極まりないわ。」
って一緒に憤慨してくれました。
それから家に帰ったら大家のおばちゃんにも
「昨日は災難やったねぇ。私もあの時家にいてボンの泣き声聞いたけどいつもみたいに機嫌が悪くなったのかなってなんとも思わんかったよ。その人はあの家に住んでる人じゃないしたまたま遊びに来てただけやからあんまり気にせんようにね。」
あー、私はまともだったのね…って安心したわ。 -----
- 虐待
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2004.06.03 Thursdayこの間自転車に付けるトレーラーを購入しました。ぶーちゃんがボンをそれに乗せて運動するそうです。
今日初めてボンをトレーラーに乗せようとしたんですが…、どうしてだかヘルメットとベルトをするのを嫌がっちゃってね。
ちゃんとつけないと危険なんだけど
「イヤ!」
それじゃあ連れて行けないからママと一緒に留守番しようかって言ったら
「イヤ!!パパと行く!!」
じゃあヘルメットとベルトちゃんと着ける?
「イヤ!!でも一緒に行く!!」
どないせえっちゅうねん!!
そういうわけでぶーちゃん一人で行ってもらったんですよ。最近は仕事ばっかりで全然運動してないから健康のために行ってもらわないとダメなんです。
そのあと、そりゃボンは泣く泣く
「Daddy, come back〜!!」
ってキーキー言ってるんですよ。
「ちゃんとヘルメットとベルトをしないと車の来る道を通るから危ないねん。」
「パパもボンと一緒に自転車に乗りたいねんで。」
「ボンが怪我するかも知れへんからヘルメットかぶって欲しいねんで。」
などなど言いながらなだめてたんですが、触ると
「パパがいい〜!!」
って悲しみを表現するかのように泣くんで、とりあえず1メートルくらい距離を置いて話して聞かせてたんですわ。←家の中に連れて行くのは不可能な状態。
そうしたらさ、1つ隣のベランダでパーティがなんかやってたんか知らんけど、その家からおばちゃんがこっちにやってきて、いきなりなんて言ったと思う??
「何でこんなに泣かすの?虐待でもしてんの?もう一回泣かせたら警察に通報して、この子保護してもらうから。」
はぁ〜??ですよ。それも魔女みたいな化粧のオバンでボンがビビッてすぐ泣き止んだわ。
ちゃんと理由を話したのよ。行きたいけど、ヘルメットとベルトをしたくないのでトレーラー乗れない、で、結局は置いていかれてしまった。幼児にはよくある「かんしゃく」ですわ。
テンパー・タントラム(綴りが不確かなのでカタカナ)です。
うるさいのは分かるけど、どこが虐待やねん?警察呼んでどうすんの?児童施設に送ってどないすんねん?
って思ったけど、ここは未知の国カナダです。
「カナダって怖い国やなぁ。こんなんで通報されるんか。恐ろしい…。反抗せんとこう。」
と思って適当におばちゃんをあしらったんですわ。腹立ったから「それじゃ、さよなら。」言われても聞こえへん振りしたけど。
ぶーちゃんが家に帰ってきてから「ボンが泣いてうるさいから次こんな泣き声が聞こえたら虐待ということで警察に通報してボンを施設に引き取ってもらう、って言われた。」って報告したら
「あんたは黙って聞いてたんか?」
って怒ってますねん。いやぁ、虐待虐待と騒ぐイメージが私的にあった国やからそれくらいあるんかいなと思ったんやけど??
で、ケンカ覚悟でぶーちゃんは抗議に行ってました。
「うちの奥さんが脅された言うてんねんけど、どういうことが説明してください。」
その魔女おばちゃんはベランダにはいなかったらしいですが、親戚一同の集まりだったらしく警察に通報するとか、子供を保護するとか言われたことを伝えると…
一同びっくりしてぶーちゃんに「本当に申し訳ない。」と平謝り状態だったそうです。
そのうちの一人も「子供って泣くもんだし。」って言ってたそうやけど、そうだ!!その通りだ!!
親戚の雰囲気では「親戚やからかばってるけど、かなり変わり者みたいやな、あのおばちゃん。」というぶーちゃんのコメント。野村サチヨみたいな人なんか?ぶーちゃんが最後にちょっとだけ話したけど変わってたそうです。
それと、みんなお酒を飲んでそうで…ほら、お酒が入ると気が大きくなる人いるやん?そんな感じで言いにきたんちゃう?
まぁ、子供の泣き声で気になって見に来るのはええことやけど、いきなり脅すみたいに通報する云々ではなくて
「どうしたんですか?」
とかそんな声を掛けるのが普通の常識ある人やと思います。
そりゃ子供が泣いてたら気になるのは当然だし。
何が偉そうに「どうして泣かすんですか?」じゃい?なんも知らんくせに口出すなオバン!!1メートル近くも離れて座ってたのに何が出来るねん?話してただけや!!
だって子供って泣くんやもん。大人みたいに理論的に考えられへんから泣いて発散するんです!!
そりゃ6歳、7歳になって気に入らないことがあってギャーギャー泣くのは親の愛情の欠落等の情緒問題があるかと思いますが、まだ3歳です。よくカナダ人の子供はちゃんとしつけられてるから騒がないなの云々聞きますが、わたしゃーそういう大人の都合の押し付けは子供にとってはかわいそうなことやと思っています。
絶対に何があっても自分を抑えて我慢できる2歳児、3歳児は気持ち悪い…。幼児じゃないわよ。
ギャーギャー騒ぐ子供を相手していくことで(ホンマに腹立つことがありますわ〜)人間とは何たるかって考えさせてもらってますわ、3歳児に。
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- 子連れ
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2004.06.02 Wednesdayまずはお題とは関係ないんですが…、今朝どこからともなく聞こえるおじょうの叫び声。何かと思って声のするほうへ行くと、なんとバスルーム。
なんだか嫌な予感。
見た瞬間、ホンマに目を疑いました。
おじょうが片足を便器に突っ込んでて出られずに泣いてました。
便器の水で遊ぶのはよくあるんですよ、幼児って。しかしまぁ、どうやって足を突っ込んだんやろか?
今日は張り切ってボンと二人でジムに行きました。ボンはジム併設の託児所が大好きなんです。バスに乗り込んだら夕方のせいかすごく込んでました。
そういうわけで、車椅子用の少し広めのスペースのところに手すりがあるので、ボンにそこを握らせて二人で外を眺めていました。
そうしたら
「子供がいるのに……アンタはなんで座ってんの?子供のことを考えなさい!!」
みたいなきっつーい声が…。
えっ?もしかして私たちのことかしらん??
で、おばさんが一人立って「ここに座って。」と声をかけられたんだけど、それと同時に私たちの横の人がバスを降りるために席を立ったので
「ここに座らせるんで大丈夫です。」
って丁重にお断りしたんです。
なーんや、まぁ子連れに席を代わるのはいいことやけど、なんだかこういうことまでされるとこっちの気分が悪いわ。
おばちゃんは私たちのすぐそばに立ったんで
「気分を害して申し訳ない。」
って謝ってもうたわ。
日本では妊婦の時でも席は譲ってもらえないことが多いけど、子連れだと「どうぞ〜。」って譲ってもらえるんですよ。
確かにずうずうしい子連れもいるけどね。ワタクシ忘れもしないドイツでの列車での出来事よ。とある外国人が子供を連れて乗車してきて親切な青年が席を譲ってあげたら
「私はその席じゃなくてあの席に子供を座らせたいの。」
「あの席」はワタクシの座っている席でした。
そのおばちゃんにいきなり
「Du!! Aus!!」←You!! Out!!ちょっとどいて。
って言われてチョー不愉快。
初対面でしかも人に物を頼むのに「du」とは何事よ!!これは東洋人なんでナメられてたんやと思うけど。
腹立ったけどドイツ語分からん振りしたったわ。
そのおばはん
「ドイツ語が分からんからこのアジア人とは話にならん。」
とかブツブツ言ってました。
今こうして振り返って考えると移民として外国で暮らすにはこのくらい根性据わってないとダメなのかなと思うけど…、あー、ワタクシは小心者の日本人のままでいたいです。
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