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- フレンチイマージョン・その後
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2004.11.30 Tuesday今日はボンのプリスクールの先生とフレンチイマージョンについて話をしました。
いきなり
「ボンにとっては無駄なことですよ。」
ガーン、いきなりかいなぁ。
もしケベック州に引越しする予定があったり、片親がケベコワだったらもう片親が日本人でも通わせても理解ができる…と前置きがあって…
せっかく近所にいい学校があるのに、フレンチイマージョン行かせるとなると少し家に離れたところに行かせることになる。
そうすると学校が終わったあとに近所の子供と家の行き来をして遊んだりする機会を奪うことになる。そうして近所の子供たちから孤立してしまう。それに子供同士の付き合いのための送り迎えも大変。
英語を頑張っているのに、そこからまたゼンゼン違う言語のところに送り込むのはどうかと思う。
英語のキンダーだって授業についていくのが大変な子供がいる。キンダーといっても義務教育なのでそれなりに難しい授業をする。
そうしてやっぱり精神的な負担、それに伴う素行問題を考えた方がいい。
今だって日本語と英語ができて、それだって十分立派なことですよ。あなただって大人になってから英語を勉強したんじゃないんですか?フランス語をやらせたければアフタースクールに入れたりできるし、いろんなところがあります。
先生が言ったのもぶーちゃんの考えと似たようなことです。先生はモントリオール出身なのでこういうバイリンガル問題についてどうも敏感なようです。
私はどちらかというと「教育ママ」タイプからかけ離れてるんですが、やっぱり日本生まれの日本人
「カナダで日本にはない教育制度があればやってみせるのもいいかもしれない。」
くらいの軽い気持ちだったんですね〜。そういう意味でフレンチイマージョンに入れて可能性の道を作ってあげられればと思ったんですが、どうも「道を作ってあげる」どころの単純なもんではなかったようです。
「うちの子は賢いので絶対大丈夫です。」
とは言い切れません。英語・日本語を今までどおり自然に磨いてやるのがせめての我ら日加夫婦にできることなんかな。
カナダ人のためのフレンチイマージョンでさえこういう感じです。日本のインターナショナルスクールに通う子供たちにも似通った問題があるんじゃないでしょうか?
子供たちにはノビノビと勉強して欲しいし、親として、できる限りの助け舟は出してやりたい。そう考えるとフレンチイマージョンは我が家には合わないな〜とほぼ結論が出ました。
もちろんいい部分もあるでしょうが…。でも義姉の反応はどうなんでしょうねぇ…。ちと心配。 -----
- 教習学校開始
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2004.11.22 Mondayこれから3週間は月曜日が恐ろしく忙しい日になります。
子供たちを午前中はプレイグループにつれて行き、昼から夕方まで英語会話学校、夜は車の講習。
それがぁ、車の教習は火・木だと思っていたんです。ところが月・水だったんですね。
それなら月曜日に会話学校なんか行かへんわ。
でもいいの、木曜日は「トリビアの泉」があるから。夜9時から32チャンネルですよ。
それでそのプレイグループ、20畳位の部屋におもちゃや本があって子供たちは好きに遊ぶってやつです。
日本人のママ友と行ったんですが、なんと驚くことに来ていた人の半数が日本人親子。ノースバンには日本人が多いといううわさはホントね。それにノースバンは広範囲だから。
そうして夜はビックイベントの車の講習。
行ったらみんなティーンネージャー?
生徒カードに書き込んでいたら
「父と母の名前」
「高校名(当てはまる場合)」
「ランチタイムや空きの授業で学校がある日の昼間に路上教習が受けられますか。」
やっぱり高校生がここにはやって来るのかい!!
車社会だから当たり前だけど。
スタバのエクストラショットのマキアートを飲んだというのに…、ウトウト5分くらい寝てしまいました。
5回くらい。
はつらつ高校生に比べて、ホンマに…ご老人の気分でした。 -----
- 指輪
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2004.11.21 Sunday私たちの結婚指輪はドイツ・マールブルクで買ったんです。
Oberstadt の Barfuss Strasse にあるお店。朝に行くとコーヒー飲み放題の喫茶店があってそのお店の斜め前くらいにあった宝石店。
たっきゅん、なつかしやろ?
カジュアルな感じの少しデザインが入った金の指輪を買ったんです。
で、今日はぶーちゃんが何を思ったのか、おじょうとボンを連れてサイプレスというスキー場に散歩に行くと出かけていきました。
寒いのに幼児を連れて行ってまぁ、アナタ。
近所の公園にしたら?
帰ってきて話を聞いたらやっぱり大変だったようです。寒いし全然言うことをきかなかったって。
そうして衝撃の告白
「僕なぁ指輪なくてしまってん。寒くなったら指が縮むやん?それで気がついたらなくなってた。」
失ったものはしょうがないしなぁ。多分これが結婚3年目とかやったら怒り狂ってるけど。
それで2回くらい探したそうですが、雪に埋もれたのか見つからなかったそうです。
「春になって雪が解けたら探しに行こうと思う。」
エッ?そんなに思い入れがあるの。すごいなぁ。
そんな話をしてたら悲しそうに自分の左手の薬指を見つめていて、大きなぶーちゃんがかなり落ち込んでいるのかちーっちゃく見えました。
まぁ考えようによっては、ドイツで買った指輪がカナダの大自然に埋もれているって…壮大なことじゃありません?
映画・ドラマなんかで失くした指輪を必死で探し、見つかるというのがありますが…、いや〜現実は厳しい!! -----
- 多忙な日
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2004.11.20 Saturday今日は予定が2つも入ってたんです。
友達が出店しているクラフトフェアーと、ぶーちゃんの友達のホームパーティ。
クラフトフェアーはもっと早く行けば知り合いに会えたんでしょうが、なんだかダラダラしてて〜2時半ごろに出発しました。
友達のブースですが、手作り石鹸や陶器のお店でそれはもうすごくかわいいかった。今年のクリスマスプレゼントはこれよ!!ぶーちゃんと勢い付けて買いました。
その後ホームパーティ(実は鍋大会)に行きました。
ぶーちゃんの昔の大阪時代の友達で、偶然ダウンタウンで暮らしているということを友達ネットワークから仕入れて最近連絡を取ったんです。
招待されていたのは日本人の奥さんカナダ人のだんなさんや日本人夫婦でした。
そのぶーちゃんの友達Tさんは日本語が話せるんですが、私が他の日本人と話すのを聞いて
「みんみんはどこ出身なんですか?」
「大阪です。」
「エッ?でも大阪弁じゃないの?標準語話すの?」
周りからは
「イントネーションはなんとなく関西だ。」
と突込みが入ってたんですが、続けてTさん
「懐かしいから大阪弁で喋って〜。」
エッ?こんなリクエストはいまだかつて海外生活を送っている時にされたことなかったわ。
喋れといわれても…、だいたい大阪弁や方言って親しい間柄になれば話す「話し言葉」なわけで…、初対面の人には
「〜やねん。」
「ちょっとちゃうで。」
「食べたいねんけど。」
恐れ多くて言えません。いきなりなれなれしく話すのは苦手なんです。
って言ったらTさん
「辛いやんかぁ〜。」
「辛いちゃうやろ?"悲しい"の間違いちゃう?」
やっぱり突っ込むところでは大阪弁ご登場。
Tさんには受けてました。
よく体験談で、海外在住で日本に里帰りした際に友達に
「英語でちょっと喋ってみてよ。」
とせがまれて、話せるんだけども躊躇してしまうというのに納得しました。
お鍋は美味しかったです。湯葉(T&Tで2ドルで購入したそうな)まで入ってました!! -----
- 巨大児
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2004.11.16 Tuesday
この間の家族パーティの席で話題に上ったこと。
ボンとおじょうの背が高い
ってことなんです。確かにそうかもしれません。先日モールのエレベーターの中で同じく子連れの人とスモールトークをして
「子供さん何歳?」
「この子は4歳でこっちは来月2歳です。」
「うわー。大きいねぇ。お父さん大きいもんなぁ。」
というのもありました。
ボンなんて下手したら「グレード1?」この知能でありえへんわ。
「みんみんも背が高いもんなぁ。」
集まったのは大体私のお母さんくらいの年齢の人たち。
「普通ですけどねぇ。」
「でも日本人にしては高いでしょ?」
ワタクシ160センチ、平均です。
お年のせいもあって「日本人は背が低い」って思ってんのやろね。
飛行機の中でもカナダ人に同じように子供の身長について聞かれて、ぶーちゃんの背が高いことを言ったら
「それにあなただって日本人にしては高いじゃない?」
日本人にしてはとはなんじゃい?
きっとこれは昔の固定観念のせい。
クロブチめがねもしてないし、出っ歯でもない、カメラも首から下げてへんわ。
そしてみなさんに
「最近の若い子は背が高い人がたくさんいるよ。」
とぶーちゃんとワタクシの力説(←何で?)で
「そうなんやぁ。」
と皆さん納得。
そこでぶーちゃんの姪っ子マリー
「でも…、やっぱり高すぎやから一度医者に見せてもらった方が…。」
ひょえ〜、大爆笑ですわ。
この家族、やっぱりおとぼけの入った大真面目な血筋なのね。
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- 焼肉
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2004.11.12 Fridayブロードウェイのトイザラスの斜め前にある韓国料理店って知ってます?偶然見つけて入ったんだけど、有名どころみたいじゃない。日本語雑誌にも広告載せてるし。
美味しいねぇ。大好きだわ。鳥うどんを頼んだらニンニク入ってました。ガーリックラバーにはたまらないお店。
今日はベビーシッターさんと我ら家族4人で夕飯に行ったんです。
いつも土曜日の夕方の少し混んでるときに行くんですが、平日の夜に行くのは初めてでした。
土曜日は混んでるのか、今日は雨だったので金曜日にもかかわらず空いていました。
私たち夫婦は大の辛いもん好き。キムチやらユッケジャンでもバクバク食べます。
いつも通りユッケジャン(辛いスープ)を頼んだら
「辛いけど本当に大丈夫ですか?ホンマにホンマに?」
念を押されました。
「辛いのは大好きです。辛いほうがうれしいんですわ。」
と返事をしたら
「じゃあ唐辛子も持ってきましょうか?」
…お気遣いありがとうございます。そこまではいりませんわ。
以前、大阪で韓国人の同僚とぶーちゃんとインド料理を食べたんですが、インド料理の辛さと韓国料理の辛さって違うんですかね?
韓国人「こ…こんな辛いの…食べられません。どうしてみんな平気で食べるんですかぁぁ。」
半分怒ってました。確かに注文したもの(インドのピクルスとか)は辛かった。同じ唐辛子でも全然違うそうです。そうかしらねぇ。
そんな話をしながら隣の韓国人軍団を見たら!
箸が違う。
私たちのは割り箸、あの人たちは韓国の鉄製(でしょうか?)の箸。きっと韓国人以外にこの箸を出したら持って帰られるから?なんでしょうかね。それか「マイお箸」持参とか?
別に文句なんてないわよ〜割り箸でエエけど。いちいち「差別だ!!」なんて言いません。小心者日本人だもの。
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- 風土とは
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2004.11.04 Thursday我が家のボンは大の仮面ライダー好き。それもむか〜しの仮面ライダーXですわ。大阪のケーブルテレビで昔の特撮スペシャル月間に録画したものです。
ヒーローの名前は「神(カミと書いてジンと読む)けいすけ」。最近ひらがなを教えていて、ようやく「ぼん」と書けるようになったんですが、次は
「ママ、"じんけいすけ"って書けるようになりたい。」
ありがとう!!じんけいすけ!!やる気を出させてもらって、母大感激。
こちらのアニメでお気に入りなのはスパイダーマン。
仮面ライダーもスパイダーマンも昆虫なので子供のヒーロー物って同じもんなのね〜って思ってたんです。
でもよくよく考えてみたら、ちょっとワタクシの分析を聞いてもらえます?
私はカナダの公園でバッタって見たことないんです。日本じゃ夏に公園に行くとバッタってたくさんいません?
その代わり住んでる家が古いせいか、家によく出るのがクモ、そして気がつけばクモの巣ができてます。
仮面ライダーっていわばバッタの変形やない?スパイダーマンはクモそのまんま。
そっかそっかー、だからかぁ、風土の違いよねぇ〜って。
身近なものを題材にしてヒーローにしたんだわ。
みんみん自分の分析にご満悦。
それにしても日本は冬を除いて虫に囲まれる文化ですね。春になったらバッタや蝶が出て、夏はセミにクワガタ、カブトムシ、盆になるとトンボ、秋になれば鈴虫とコオロギ。
田舎だからここは静か…と思っていたけども虫の音がしないのよね。
その代わりにリス、野うさぎ、スカンク、大物では熊ですわ。
自然って不思議だわ。
この秋、日本は台風、地震と自然の猛威にさらされていますが、海の向こうで何もできずに心を痛めるばかりです。早くみんなに笑顔が戻りますように。 -----
- 移住一周年
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2004.11.01 Monday引越し準備でフラフラになってカナダにやってきたのが一年前の今日。
あ〜もう一年たったのね。…言いながらも夏は日本に帰ったけども。
「111」の並ぶこの記念日、なかなかいいかもしれません。
この一年間をいろいろ考えてたら、アホかもしれないんですが、胸が熱くなるものがあります。うっすら涙が浮いてきたりして。
最初の2ヶ月はいつもいつもクヨクヨしていて、そんな精神状態で仕事ばっかりしていたなぁ。
その時は自分の精神的な居場所を求めていたんだと思います。
今まで自分のことを知っている・分かっている人ばかりの中で生活していたのに、飛行機で約9時間離れたここにくると、周りの人は
だ〜れも私のことは知らない。
だ〜れも私のことを気にしない。
おまけにこの国に一生住む(予定)。
私って今まで日本で暮らしてきて何してきたんやろう?意味なかったんじゃないの?という思いで一杯だったんだと思います。
最近は後ろ向きではなく前向きに、「私は私。暮らしは風土に合わせても、私はどこにいても変わりません。」のように思えてきました。
これって一歩進んだわね。五歩進んだら日本に帰りたいんですが…。やっぱり後ろ向き? -----